皆様こんにちは。
こんなにも暑いのにまだ梅雨が明けませんね。皆様いかがお過ごしですか?
私たちが勉強したオランダでは、今月24日に39.1度というオランダ史上最高気温を記録したとのことです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20190725-00135538/
ヨーロッパの一般家庭にはエアコンが設置してありません。
エアコンのない中での39度、想像しただけで目眩がしてしまいますね。
オランダは昨夏もそれなりに暑かったのですが、心地良い風を窓からとり入れ、扇風機を回していればエアコンが無くても十分過ごしやすいのです。
ですが39度は幾ら何でも暑過ぎたことでしょう…。
今朝、オランダの偉大なチェリストの訃報がはいりました。
猛暑が85歳とご高齢の体にもかなり堪えたのではと想像してしまいます。
誠に残念です。ご冥福をお祈り致します。
さて、今回は夏休みの過ごし方とかけまして、目標の掲げ方についてお話したいと思います。
夏休みといえば、宿題です。新学期の前夜に急いで課題をこなしたご経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
楽器も、練習を熟した分だけ上達すればどれだけ上手く弾けるようになることかと考えてしまいますが、そう簡単にはいきませんね。
大切なことは、決して夏休みの宿題のような駆け込み練習をするのではなく、日々の練習を積み重ねることです。
発表会が大変良い例になります。お教室では、発表会(=数ヶ月後の大きな目標)に向けて、課題(=毎週・若しくは毎月の小さな目標)を設定していきます。
詳しくお話しますと、はじめに、発表会でのプログラム決めです。
発表会でどのような目標を達成出来るようにするかを考えます。それは技術的な事、音楽表現、他者とのアンサンブルについて学ぶことなどです。
個人個人の現段階のレベルに合わせて先の大きな目標を的確に設定することは、実力をしっかりと見極めないと出来ないことでもあります。
あんまりにも難しい目標を掲げてしまうと、結局クリア出来なかったり、日々の小さな目標が無理難題になってしまうのです。
発表会での大きな目標を設定した後は、発表会までの毎週(毎月)の目標を設定していきます。大きな目標に寄って内容は様々になりますが、一週間かけて、ある四小節のフレーズを完璧に弾けるようにするということであったり、一週間かけて一つのフレーズの完璧に歌いあげる事が出来るようにする、などです。
一週間でそれだけしか練習しないの!?と驚かれるかもしれませんが、前回の内容にも通ずるように、ひとつひとつの練習・課題を確実に熟すことが上達の鍵なのです。
お教室の次回の発表会日程ももうすぐお知らせ出来ることと思います。
新しい生徒さんにとっては初めての発表会です。
一般のお客様にもご来場いただける会ですので、生徒さんたちが小さな目標、そして大きな目標を達成する瞬間を是非皆様ご拝聴くださいませ!
今回のお写真は、毎月開催するヴィオラ・ダ・ガンバクラスのコンソート(アンサンブル)レッスン後の歓談会中より一コマと、レッスン前日にお誕生日を迎えた生徒さんのKくんを皆さんでお祝いした写真です。
毎月楽しく、厳しく!?アンサンブルレッスンもしています。
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