皆様こんにちは。
今回はトラヴェルソの生徒さんでご趣味で絵も嗜んでいらっしゃる方が初めての個展を開催されるとのことで、伺って参りました。
実はこの個展の開催初日に、ご自身のトラヴェルソリサイタルも計画されており、レッスンでも一年前より念入りに準備を積み重ねていました。
それが政府の緊急事態宣言により演奏会を開くことが出来ず、個展のみの開催となったのでした。
しかしながら、当初よりBGMとしてクラヴィコードの生演奏をご用意されていたことから、開催中は時々トラヴェルソも吹かれるとのことで、私たちが伺ったときにも演奏を聴かせていただくことができました。
私たちも生徒さんの絵の作品を見させていただくのは初めてだったのですが、なんと素晴らしいこと。
テンペラ画に関しては、当時使われていた顔料(金箔、卵の殻など、、、)を使い、また照明も現代の蛍光灯ではなく、当時のように蝋燭の揺らぎで照らされながらみれるようにするなどのこだわり。
個展会場も床が大理石で、19世紀のサロンコンサートのような雰囲気を味わうことができました。
やはり芸術を味わうひとときはかけがえのないものです。
戦時中はオードリー・ヘップバーンが酒場で踊り、エディット・ピアフは歌っていたそうですが、人間にとって芸術は永年かけがえのないものです。
こうして感染症が蔓延している最中だからこそ、オンラインでは味わえない人の創った生の芸術を、更にかけがえのないもののように感じました。
未だ先行きの見えない世の中ですが、こうして生徒さんと芸術を共有させていただくことは講師にとってこの上ない幸せです。生徒さん、お誘いくださり本当にありがとうございました。
お教室へのお問い合わせも絶えず、今月も既にまたお二人新しい生徒さんをお迎え致しました。
私たちも生徒さんへ、見たこと、触れたこともないような素敵な音楽の世界をご紹介できますように!
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